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2016.03.12

セブで車の運転を!

フィリピン・セブ情報

フィリピンの車事情

セブは日本とは違い、車は左ハンドル、そして右側通行です。
日本でも左ハンドルの車が走っていますが、フィリピンでは1台も右ハンドルの車が走っていません。
車はすべて左ハンドルなのです。
なぜなら、右ハンドルの車は法律で禁止されているからなのです。

それにしても、日本の車がたくさん走っています。
でも、すべて左ハンドルで販売されています。
日本で走っていた右ハンドルの中古車も、左ハンドルに改造されてから売られているのです。

左ハンドルに抵抗もあり、加えて、あまりに危険な道路事情ということもあり、セブで車の運転には全く興味がありませんでした。

(道路は路駐の車、自転車タクシー、犬など、障害物をよけながらの神経を消耗する運転が求められます)

幸いタクシーも安いし、ジプニーという庶民の味方の便利な乗り物もあります。

そんな私も、ついにフィリピンの運転免許証を取得してしまったのです。

どうやって免許をとるの?

さて、どうやって免許をとるのでしょう?
日本の運転免許証は持っています。
日本の運転免許証を領事館に行って英訳してもらって、セブの免許センターへ持って行けばよいというのは聞いたことがあります。

でもその免許センターが悪名高く、その辺の人が沢山寄って来てお金をもらおうとガイド役で付いて回ったり、免許センターの職員から外人料金を要求されたり、朝から1日がかりと時間がかかり、あげくの果てに翌日また来いと言われたり・・・などなど、なかなかいい噂を聞かず、とても面倒くさそうなイメージしかありません。

フィリピンでは免許センターだけでなく、お役所系はどこもいい噂を聞きません。

でも、日本の運転免許証をフィリピン用に書き換えようとするから面倒臭いことになるのであって、もしかしたら、フィリピン人と同じように、フィリピンで一から免許を取り直したら、簡単で安かったりするのでは?
などと考えた私は、フィリピン人の車を運転する友達数人に、フィリピンでの運転免許取得方法を聞いてみました。

答えは、
運転免許センターなんて自分で行ったことがない。
職員にお金(賄賂)を渡せば、すぐにできる。
免許センターの知り合いがいるから、書類とお金(賄賂)を渡せばやってくれるから頼んであげるよ。

など、まともな方法で免許をとった友人はおらず、本当の一からの運転免許取得方法がわかりませんでした。

なんでもお金で解決してしまう国

フィリピンでは、運転免許取得、更新時に、ドラッグテストの為に尿検査も受けなければなりません。
それなのに本人が出向かず、尿検査もしないで免許が取得できる。
いったいどうなっているのでしょう。

日本のように、ドライビングスクールでたっぷり練習して、という行程もいらないようです。
スクールはあるらしいのですが、5回くらい乗って終わりだそうです。
お金がかかるので、ほとんどスクールに行く人はいないそうです。
危ないですね。

ちゃんと5回のスクールに行って、試験を受けて免許を取得したフィリピン人の友人もいました。
が、やはり、裏金を渡して試験に必ず合格するようにしてもらったとのことです。
何でも、試験に落ちると、1年間、次の試験が受けられず、確実に合格するために、みんなお金を渡すのだとか。

なんということでしょう。

賄賂の習慣に馴染めずに

ということで、賄賂を渡して職員の懐が豊かになるということが許せないし、面白くないので、一からフィリピンで運転免許をとることは諦めることにしました。
日本の運転免許証をフィリピンの免許証に書き換える、それが、法を犯さずに、正当な方法で免許をとる、知る限りの唯一のやり方だとわかったのです。

話が長くなりましたので、次回、フィリピンでの運転免許取得方法を綴りたいと思います。

賄賂の国って、何をするにも疲れますね。
逆に言えば、金さえあれば何でもできるということなのでしょうが。
これだけは、馴染めないし、馴染みたくもないものです。
少しでもフィリピンの賄賂文化に反発する人が増えて、賄賂文化がなくなっていけばと願ってやみません。