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2015.06.10

フィリピン人なのにフィリピン語が話せない?

フィリピン・セブ情報

セブに住んでいるお金持ちは、きれいな英語を話せます。
英語が上手=教養がある
みたいなところがフィリピン人の感覚としてあるみたいです。

お父さんが外国人でお母さんがフィリピン人の子供も、
家では英語しか使わず、セブの現地語であるビサヤ語が話せないなんて珍しくありません。
英語さえ堪能であれば、現地語がわからなくてもセブでは暮らしていけるからです。

セブのお金持ちの子供はみんな、公立の学校には通いません。
公立校では、英語の授業以外は現地語であるビサヤ語を使うようです。
建前上、公立校でも英語で授業を行うと聞きましたが、実際はビサヤ語がわからないと無理みたいです。

セブには数多くのプライベートスクールがあります。
セブの人達はそれらをインターナショナルスクールと呼んでいますが、普通の私立のことです。
プライベートスクールでは、すべて英語を使っての授業です。
その為、外国人は現地語がわかなくてもいいプライベートスクールに通います。
外国人が通う=学費が高い
となる訳ですが、セブのお金持ちは半端じゃない金持ちばかりなので問題ないようです。

公立、私立共に、フィリピンの学校はすべて必須科目としてフィリピンの母国語であるタガログ語を学ぶのですが、
外国人はともかく、フィリピン人や、ハーフの子達もタガログ語がわからず苦労しているみたいです。
ビサヤ語どころか、首都マニラ地域で話されるタガロク語はもっと苦手のようです。

実際に、英語がフィリピンの第一言語となっているように感じます。
日本には日本語しかないので、その感覚はよくわかりませんが、
母国語よりも英語が重要視されるフィリピンは、ある意味、進んだ国なのかもしれませんね。