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2015.11.08

ココナッツオイル作りに挑戦!

CEGAのイベント

何かと体に良いと話題のココナッツオイル。
セブにはココナッツの木が沢山あるので、ココナッツの実を目にすることがよくあります。
ココナッツの実に直接ストローをさして、天然ココナッツジュースもいただけます。

でも、ココナッツオイルって、どうやって作るっているのでしょう?
ココナッツオイルを作っているところを、実際に見たことがありません。
ココナッツジュースは、ココナッツの中の液体ということはわかるのですが。
どうやって、あのココナッツの実から、オイルになるのか知りたくなりました。

CEGAで生徒さんに紹介しているツアーの中に、ココナッツオイル作りが体験できる場所があります。
実際に、ココナッツオイル作りを体験しに行ってきました。

まずは、ココナッツ選びから

ココナッツオイル作りに使うココナッツの実は、若すぎても、古すぎてもいけないそうです。
ココナッツオイル作りに、ちょうど良い具合のココナッツの実を選ぶところから始まります。
ココナッツなら何でもいいというものではないのですね。

ココナッツはとても殻が固くて丈夫なので、そう簡単に割れるものではありません。
慣れているセブの方は、いとも簡単に割ってしまうのですが。
ナタのような物で、手に持ったココナッツを思いっきり叩くように割ります。
このココナッツの実を割る作業は、見ていても危ないくらいで、下手をすると大けがですのでお任せしました。

実を削り出す

ココナッツを割ったら、中の液体は使わずに、白く固い実を削り出していきます。
若すぎるココナッツでは、この白くて固い部分の具合がオイル作りには適していないということなのでしょう。
この白い部分が、固いこと固いこと。
これを手で、ひたすら削っていきます。
簡単そうに見えるのですが、本当に固くて、なかなかうまく削れません。

削り出した白いココナッツ。
もちろんこのままでも食べることができます。
甘くて、柔らかく食べやすくなって、とても美味しいです。

実を絞り出す

そして、この削り出した白いココナッツに、少しだけ水を加え、手で絞っていきます。
ひたすら絞る。
力を込めて絞る。

何度も繰り返していくと、白いココナッツミルクが絞り出されてきます。
最初、ココナッツの実を割った時に出てくる液体は透明です。
でも、ここで絞り出される液体は、白く、まさにココナッツミルクです。
そのままゴクゴク飲みたいくらいのココナッツミルクです。

ココナッツミルクと、絞りカス。
この二つにキレイに分かれます。
ココナッツオイル作りに使うのは、もちろん、ココナッツミルクの方です。
大量にできた絞りカスは、オイル作りにも、他の料理にも使わず、鶏などの餌として使うそうです。

ココナッツミルクを煮る

出来あがった、この真っ白なココナッツミルクを、鍋に移して火にかけてグツグツと煮ていきます。
火は、さっき割ったココナッツの殻を燃料にしています。
普通の木と違って、ココナッツの殻は長い間よく燃えるので、燃料として、とても重宝されています。
全く無駄がないですね。

かき混ぜながら、グツグツと煮ていくこと2〜3時間。
ミルク色がなくなり、透明な液体と、ひき肉のようなポロポロとした茶色のかたまりに分離していきます。
あの真っ白だったココナッツミルクが、こんな姿になっていくとは。
このできた透明な液体こそが、ココナッツオイルの正体なのです。
分離してできた茶色のかたまりは、ルノックと呼ばれ、食用として使うそうです。

ココナッツオイルの完成

分離した液体と固体をザルにあけ、オイルはオイル、ルノックはルノックと分けて冷まします。
少し冷めてきたら、オイルを小瓶に詰めて、ココナッツオイルの完成です。
出来立てホヤホヤのココナッツオイルは、とっても良いココナッツの香りがします。

正真正銘、100%天然無添加のヘルシーココナッツオイル。
自分が一から作ったので、愛着が湧いて、この上なく美味しそう。
美味しそうなのですが、もちろん食用としてだけでなく、美容オイル、ヘアーオイル、ボディーオイル、何にでも使えます。
日本で売ったら高く売れそうですね。

お土産に、ココナッツオイルを作った残りカスのルノックまで大量にいただきました。
出来立てのルノックは、ポリポリそのまま食べても美味しかったです。
ココナッツの風味がしっかりしていて、なかなか味わえない美味しさです。

ココナッツオイルを自分で作ってみたいという方、週末に是非チャレンジしに行ってみてください。
ちょっと遠いのですが、ココナッツオイル作りだけでなく、近くで滝登りや温泉も楽しめる、CEGAお勧めのツアーですよ。