外国に滞在している時に、その国の人の家にお呼ばれしたけど国が違えば文化も違って、どう過ごしていいかわからない事があります…
特にホスピタリティが厚く、また親日家の多いフィリピン・セブでは長期滞在者や留学生だけでなく、短期旅行者ですら家にお呼ばれされる機会があります。
そこでフィリピン・セブの「お呼ばれマナー」を紹介します!これからフィリンピン・セブに来る予定の方は必見です!
フィリピンのおもてなし
「Hospitality」これは、フィリピン人がフィリピンを訪れる外国人や観光客を歓迎する時に表す最も一般的な用語です。
ゲストに対するフィリピン人のもてなしは非常に手厚いのが特徴です。ゲストがフィリピンの家に滞在するときはいつも、ごちそうや盛大なお祝いがあります。実際のところあり余るほどのフィリピン料理を準備し、料理を通して文化を理解してもらうのが伝統のおもてなしです。
フィリピン人家族は通常、ゲストがくつろげる場所を用意し一緒に過ごします。さらに食事だけでなく家のいたるスペースも喜んで使ってもらうことがよくあります。
実際にフィリピン人は、通常ゲストに「自宅のようにくつろいで!」というフレーズで挨拶します。ゲストが滞在中に安心できるようにするためです。フィリピン人にとって、外国人を受け入れ、本当の関係と友情を築くことは、喜びであり国の名誉なのです。
食事中の過ごし方
- ほぼすべての食事はご飯が一緒に出されます。ご飯がない場合、メインディッシュではなくおやつと見なされます。
- 多くのフィリピン人は手やスプーンとフォークで食事をします。しかし、ホストはゲストに合った食器を探しゲストの為に最善を尽くします。
- 夕食の席にいるときに腕に寄りかかるのは失礼だと考えられています。
- スペイン文化の影響を受けるフィリピンでは、すべての料理がテーブルに出そろってから食べ始める習慣があるため、食べる前に冷めてしまうことは許容されています。
- 他の誰かが到着したり、後で空腹になったりした場合に備えて、テーブルに食べ物を残しておく事が一般的です。
フィリピンの家を訪問するときの注意
- 家へ招待する主催者のことを「ホスト」「ホステス」と呼びますが、フィリピンでは「ホステス」は不快な意味合いも持っているので、お呼ばれの場で使用するのは避けるようにしましょう。
- 日本同様に、家に入る前に靴を脱ぐのが一般的な習慣です。ホストはあなたに家の中で履くスリッパを出すかもしれません
- 提供される飲食物はいただくようにしてください。それらを断ることは失礼と思われます。
- おもてなしを表すために、フィリピン人はゲストがいるときに最高級の食器類を使用することがよくあります。努力に対してお礼や何かコメントする事は礼儀正しい事です。
- ゲストがいる場合、フィリピン人はシェアするお皿に提供される最後の一品を取ることに消極的です。
- 屋外での食事中に誰かが通り過ぎた場合、多くのフィリピン人は通りすがりの人に立ち止まって食事をするように勧めます。ただし、これは文字通りの申し出ではなく、敬意を表した挨拶のようなものです。
まとめ
こうしてフィリピンの招待マナーを見てみますと、日本との違いや、逆に共通点も見つかります。日本でも、友達との居酒屋でお皿の最後の一つの唐揚げがずっと残ったままになるという、遠慮して相手に譲るとこなど似ていますね。共通して言えるのは、「感謝を表す」という事です。そういう気持ちでいれば、上記の事はいずれも理解出来ると思います。
異文化を理解、体験する事は難しいかもしれませんが、非常に良い経験になりますので、もし誘いを受けたら積極的に参加してみましょう!