CEGAでは時々学校の教室外で授業を行うことがあります。
今回はセブ市内ダウンタウンにあるCASA GORORDO MUSEUMという博物館に、受け持ち講師とともに行ってきました。
課外授業の目的は、教室以外の屋外で英語に触れることで、より現実に即した英語体験ができること、CEGA講師と普段とは違った形での交流が持てること、セブの文化に触れることができることなどがあります。
参加は任意で、学校の授業を優先したい生徒は残り、課外授業に参加したい生徒はその時間帯の受け持ち講師とともに出かけます。
今回は半分強の生徒が参加されました。
タクシーやジプニーで講師達と移動。
CASA GORORDO MUSEUM
1850 年代に建てられたフアン ゴロルド神父の旧邸宅
19世紀のスペイン統治時代に建てられた、セブの初代フィリピン人司教であるフアン・ゴロルド神父(1862〜1934)の邸宅を改築し、博物館として公開しています。ダウンタウンのバリアン地区に位置するこちらに博物館には、有名な絵画をはじめ、宗教的工芸品や戦争関連の資料、アンティークの家庭用品や家具などが展示されています。
一階の庭園に入って、いざ屋内へ
この建物は、1800年代に建てられました。1863年にはスペインの商人であった「Juan Isidro De Gorordo」が購入し、4代にかけて生活していた邸宅です。
エントランスをくぐるとそこは博物館
展示室に繋がる廊下では、この建物の歴史や当時のセブがどんな形で発展していったのかが、英語で説明されています。
こんな風に専属のガイドさんが館内を案内してくれ、英語で展示内容を説明してくれます。実践的なリスニング力を試せる良い機会です。
一階の大きな展示場は当時の農業についての展示
スペインやアメリカの影響が混ざりあった独特な文化を目にすることができます。
1回の最後の展示は当時の物流・交通手段の様子
ショーケースな中には時代の発展ごとに変わりゆくミニチュアの模型の展示です。
馬や牛による動力の活躍が実物大で展示されています
最後の馬の乗り物は今でもコロンでお目にかかれるものですね
それでは階段を上がって2階へ
こちらが2階に繋がる階段です。2階は当時の邸宅の様子が大切に保存されています。
2階に上がるとまず、こちらの応接室が迎えてくれます。ご主人は社交家だったでしょうか、椅子の数が多いですね。床が縞柄になっていたり、様々な形の椅子がまた面白いです。
祈禱室
Gorordo家からフィリピン人初の司教が出たというだけに、本格的な造りです。
書斎はアンティーク好きにはたまらない
書斎には蓄音器、タイプライター、麻雀やトランプカードなど、アンティークな小物が数多く置かれ、モノクローム映画の時代にタイムスリップしたような気分が味わえます。
こ現代と変わらぬ程のクオリティーのキッチンエリア
整然としたキッチンは何か料理研究家のYouTubeに出てきそうな雰囲気
中世ヨーロッパを彷彿させる寝室
こちらはお手伝いさんの部屋です。ソーイングマシーンが置かれているのできっと間違いないと思いますが、お手伝いさんの部屋とは思えないとても良い環境のお部屋ですね。
晩餐会を彷彿させる豪華絢爛のダイニング
今回中国、日本、そしてヨーロッパから集めたという食器類はとても豪華で、優雅ですね。また、隣にあった食器棚にも沢山の器が陣列されおり、見比べてみるのも面白かったです。
当時なのに。。。バスタブのあるバスルーム
今でもおしゃれ感を感じる素敵なバスルーム
館内をすべて廻ったところで2階のバルコニーより中庭を
綺麗に手入れされた中庭を2階のベランダから眺めます。
まとめ
今回は博物館見学でしたが、セブ市内には点々と歴史的建造物が存在しますので、機会を見つけて課外授業を企画していければと思います。
生のセブの空気をホスピタリティ厚い講師とともに感じるのは、教室の中の授業とはまた違った体験となるでしょう。
それでは皆様素敵な毎日をお過ごしください。