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2016.09.25

セブの結婚式に出席!

フィリピン・セブ情報

国籍を問わず多くの人にとって、「結婚式」とは人生最大のセレモニーなのは同様です。
ところでセブの人たちの結婚式ってどんなんだろう?って気になりませんか?

なんでもセブの人たちにとって結婚式は、借金してでもやりたいイベントだと言われ、その気合の入りようは日本以上です。
また、国の法律で離婚が禁止されているので、結婚するというは「もはや後戻りできない」、ある意味覚悟のいる決断なのです。
日本のように、「うまくいかなければバツ1、バツ2くらいまでは仕方ないかな」、的なノリは認められません。

今回、CEGAの第一寮として使用しているビルのオーナーの長男の結婚式に招待されましたので、その様子をレポートしてみたいと思います。

結婚式は教会で

セブ市民の95パーセントはキリスト教で、その大半はカソリック宗派です。
そのため結婚式は自身が毎日曜日に通っている教会や、チャペルと呼ばれる
家の近所の小さな教会で行われます。

今回の結婚式はビルオーナーの息子ということもあり、結構裕福な家庭なので
招待客も多く、大きなカソリック教会で行われました。

新郎新婦の入場!

まずはじめに新郎が両親に両脇を挟まれながらの入場です。

教会最前列エリアを陣取っている親族達に迎えられます。

次に新婦の入場。こちらも両親に挟まれながら、純白のウエディングドレスで歩きます。
日本は父親とともにバージンロードを歩くのが一般的なので微妙に違いがありますね。

新婦の入場はセブでもやはり結婚式のハイライトなようで、招待客からのカメラのフラッシュを浴びてます。

そして式が進行します。まずはモヒカン頭の神父さんの説教が始まります。
何やら、「夫婦仲睦まじく、協力し合いながらやっていきましょう!」的な説教のようです。

親族を代表してのスピーチです。聖書の内容を話しているようです。

CEGAスタッフも何名か招待されています。

ドネーションBOXが回ってきました。みなさん5ペソ程度をいれています。 教会への寄付金で、これは普段のミサでも回ってくるそうです。

指輪交換などは!?

式は次々と進行し、新郎新婦の誓いの言葉を宣誓します。
この後、よく見えないけど指輪交換していました。

何やら契約書のようなものにそれぞれサインしています。
結婚とは神との契約ということでしょうか。

式の進行中は聖歌隊が熱唱しています。またそのコーラスが激ウマなんです。

そして新郎新婦にベールのようなものが頭に、縄のようなものが首にかけられました。ベールは、「夫婦生活でケンカなどあっても頭を冷やせるように」、縄は、「二人がいつまでも離れないように」という願掛け的なものみたいです。

そしてお待ちかねの「キス」。招待客からは「ヒューヒュー!」的な声が聞こえてきます。
何か微妙に唇と唇が重なっていないような気がするのですが、、、やはり大衆の前でのキスは照れるのでしょう。
このあたりやはり私たちと同じアジア人。欧米人と違い羞恥文化があるんでしょうかね。

式は一通り終了し、記念撮影を。美男美女ですね。大学時代のクラスメートだったとか。31歳。この国にしては遅めの結婚年齢です。

神父さんたちと。

新郎側家族と。

そして披露宴会場へ!

教会での結婚式のあとは、場所を移して結婚式会場へ。
広大なレセプション会場には人人人!800名近く招待されているということです。
これでちょっとお金持ちレベルです。私財をなげうってるんじゃないかという規模です。

新郎新婦の入場です。

司会進行はありますが、結構ユルい感じで進んでいきます。
ケーキカットはありませんが、ケーキを分け合って食べています。

人が多すぎて食事スペースが確保できず、屋外にビュッフェコーナーが設けられました。
招待客は、スーツ姿から、チノパンにポロシャツまで、あまり決まりはないようです。
さすがにビーサン、短パン姿はいませんでした。

生バンド演奏。歌がうますぎて、最初なんかのCDでも流してるかと思いましたが、ナマ歌でした。

食事中は新郎新婦の結婚までの様子がビデオに編集されモニターに映し出されます。
二人でジョギングが趣味だったようです。

お腹いっぱい。やはり肉系の料理が多いですね、セブはどうしても。

結婚披露宴に呼ばれた際のプレゼントは!?

ここも気になるところですよね。
日本だと、友達レベルだと3万円包んでとか、大体の相場みたいな暗黙の了解がありますが、ここセブでは特に決まりはありません。
例えば生活用品などの物でもいいですし、お金でもよいみたいで、それもいくらといった相場もありません。
また、手ぶらで行っても白い目でみられることはありません。
基本は新郎側が全額負担してやるのが基本なので、日本のように招待客からのご祝儀ですべてがまかなえるという期待はもってません。
(セブでは新郎サイドがすべて予算を出すのが慣例です。男性はツライですね、、)
プレゼントです。招待客の人数からしたらかなり少ないような、、、

新郎新婦にはタスキがかけられ、各テーブルに置かれた赤い封筒にお金を入れ、新郎か新婦のタスキに
つけに行きます。こちらがいわゆるご祝儀替わりですね。
これもやりたい人だけがやります。500ペソ~1,000ペソくらいが多いようです。

このあとは日本の披露宴のように起承転結があるわけではなく、あとは延々喋ったりダンスしたりが続きます。
食べたいものだけ腹いっぱい食べ終わったら、そそくさと帰る人が半数近くおり、意外とあっさりしたもんだなという印象です。

日本との違いや共通点が沢山見つかった結婚イベントでした。
セブで結婚式、披露宴に招待された場合の参考にしてくださいね!