留学中のセブ市内やマクタン島内の移動といえば、徒歩、タクシー、ジプニー、 がメインの手段となります。地域によっては三輪自転車、三輪バイク、 バイクタクシー、馬車も走っていることがありますが、これらを利用する 機会は少ないでしょう。
セブ第二の移動手段として便利なジプニー
タクシー移動が最も手軽で快適なのですが、利用者が多いラッシュアワーなどは、
なかなかつかまらず、いつまでも乗車できないということがあります。
そこで頼りになるのが乗り合い車、ジプニーです。ラッシュアワーはタクシー同様
混み合いますが、タクシーがつかまらない際の代替移動手段としての選択に入れておくと、よりセブの移動が便利になります。
乗り方、降り方が分からない、、、
まずジプニー初心者の方が不安に思うのは、どうやって乗って降りればいいのか?
だと思いますが、非常に簡単なので説明します。
乗りたいと思ったジプニーが近づいてきたら、手を挙げてください。
日本でタクシーを止めるような手の挙げ方で大丈夫です。運転手がそれに気づき、
目の前で止まってくれます。そして車の後ろから乗り込み、空いたスペースに座りましょう。
(混み合う時には車の後部に立ち乗り乗車も出ます)
次に降りたい場所まで来れば、運転手に聞こえるボリュームの声で、「Lugar Lang(ルガーラン)」と叫びましょう。地元のセブアノ語で「止まってください」という意味です。
すぐに止まってくれるでしょう。
ただ、このルガーランという発声ですが、発音が現地の人のようにいかないはずなので、「ルガーラン」と言った途端、間違いなく外国人とばれてしまい、他の乗客から物珍しそうな視線を向けられるでしょう。
それが恥ずかしい方は別な手段として、天井をこぶしでゴンゴンたたくか、つり革替わりの鉄棒が天井下についているので、運賃用に握りしめているコインを使ってカンカンと鳴らしましょう。すぐに止まってくれます。
ジプニーの便利なところは、タクシー同様、乗りたいとこで乗れ、降りたいとこで降りれることです。
たまに道路によっては停車禁止区間もあるので、道路標識を見てジプニーが止まってくれる場所まで移動しましょう。
(山手線のように進行方向に向かって横向きに座るため、結構揺れを感じる時はバーにつかまりましょう)
料金は6.5ペソです。ぴったりない場合は7ペソ渡せばいいかと思います。
厳密には乗車距離が長くなれば8ペソ、9ペソと上がるのですが、かなりの長距離の場合でないと上がらないので、、通常は7ペソ統一で問題ないでしょう。
(ジプニー料金に関してはこちらのブログを参照ください。https://www.cega-jp.com/blog/1170/#more-1170)
お金の払い方ですが、車掌さんが同乗している場合は乗降口にいるので、降りる際にそのまま手渡せばスムーズです。
車掌さんがいない場合は、運転手に直接支払います。この場合、運転手のすぐ後ろの座席であれば手を伸ばして直接渡せますが、そうでない場合は隣の座席の乗客にお金を託すと、そのままバケツリレーのようにして運転手まで届けてくれます。隣の人に託すときは、「パリホッ」と言いながら渡しましょう。「お願いします」というセブアノ語です。
どのジプニーに乗ればいいか分からない、、、
さてようやく本題まできました。
ジプニー利用を躊躇してしまう原因、どのジプニーがどこからどこまで走ってるのかが分からない、、ということではないでしょうか?
残念なことに日本のバスの路線図のような気の利いたようなものはありません。
各ジプニーの車体に出発地と到着地名が書いてありますが、そもそもその地名がよく分からなかったりします。
そこで登場なのが最近使われ始めたセブのジプニー路線のスマホアプリです。
セブ市内を網羅されている便利な二つのアプリを紹介します。
「ジプニーマップ in セブ島」
非常にシンプルな機能で、セブ市と隣のマンダウエ市、マンタン島内のすべての路線が網羅されており、 各路線番号のジプニーがどこを走っているかがグーグルマップ上に表示されます。
また、出発地と到着地を入力すると、出発地でどの番号のジプニーに乗って、乗り換えが必要な場合はどこでどれに乗り換えて行くか、地図上で見れるようになっています。出発地と到着地はメジャーなランドマークから選択するようになっています。
そして、よく利用する路線はブックマークに登録し、すぐ検索できるようにもなっています。
「Go with Jeepney in Cebu」
こちらも同様にセブ市とその周辺のすべての路線を確認することができます。
こちらも出発地と目的地に応じた最適な路線が表示されますが、グーグルマップの具体的に乗りたいポイント、降りたいポイントを指で長押しすれば、より厳密なスタートポイント、到着ポイントを知ることができ、目安の所要時間まで表示されます。
ブックマーク機能はなさそうです。
上記2つ、どちらも使い勝手良いので、どちらもスマホにダウンロードしておいて、気に入ったほうを残せばいいでしょう。
最後に!
これでジプニー乗りこなし術はかなりマスターできることになりますが、くれぐれもスリには注意してください!
タクシー利用に比べ、ジプニーはスリなどのトラブルに出会う頻度は上がります。
財布と携帯が乗車中に盗まれる確率が高いので、携帯は車内で出さないほうがいいでしょう。
またあまりおしゃれな恰好をしていると目立つので、地味な恰好のほうが無難です。
地元の乗客に紛れこむような風貌が理想です。
ジプニーは、運賃を乗客同士が協力して運転手まで橋渡ししたりするなど、安い金額でやっていける仕組みができており、そういった光景を垣間見ることもできる、ある意味「セブの縮図」のような世界です。
セブやセブ住民をより深く知るためにも是非体験はしてほしいですが、くれぐれも自己責任の元トライしてくださいね!