フィリピンに住んですでに5年、車を運転するかもしれないと、
また公的なIDとしても使えることから取得した運転免許も3年が経過し、更新の時期がやってきました。
この運転免許の更新、日本でも面倒なイベントですよね。
ここセブの運転免許所(LTO)は、待たされる、代行手数料目当てに近づいてくる輩が門前にいるなど、
悪名が高くあまり行きたくない場所ですが、
3年に1度のことと腹を決め、一人で行ってきました。
「すごく待たされるから俺が代わりにやってやる!」などという声を無視して受付までいくと、
まずはドラッグテストしてきてちょうだい、
と指差された建物に入り、尿検査。待ち時間は30分程度でした。
このドラッグテストですが、ドラッグ常習者も当然のことながら免許更新前には
テストで陽性にならないように調整するわけですから、ほとんど意味がないという声が
以前から多く、国会で廃止にする案が出たようです。
しかしドラッグテスト業者の猛反対にあい、結局そのまま続行になっているようです。
その結果表を持っていき、いよいよ更新手続き。
バイクにも乗るかもしれないので、バイク免許も追加して欲しいと言うと、
「オーケー、じゃあここにチェックを追加して」
と言われたままにadditionalなんとかという場所にペンでチェック入れるだけ。
それだけでバイク免許が追加されるなんて!
と驚きながらも、早く終わらせたいのでよけいなことは聞かずにそのまま次の順番待ちルームへ。
免許証用の写真撮影コーナーへ。
カメラの前でムスッとした顔で立ってると、
「スマイル!」と写真撮影スタッフからの指導が。
そう、この国では証明写真でも記念撮影のような笑顔で撮るのが普通なんですね。
そんなこんなで600ペソ程度の支払いも終わり、トータル2時間ほどで無事、
二輪免許付きの自動車運転免許を更新できました。
思ったほどの手間はかからず、悪名高いセブの免許所の印象も少し良くなりました。
ところで出来上がった運転免許証ですが、日本のものにはない表示項目として、身長と体重があります。
身長はともかく、自分の免許証に体重を明記されるのは女性とか特に抵抗感ありそうですね。
そういえば英語教師の採用面接に来るフィリピン人の履歴書にも、みんな体重はさすがに
書いてませんが身長は記載していました。
日本では身体特徴はプライバシー的な扱いですが、こちらはそうでもないようですね。
そんなこんなで小さな発見のある免許更新でした。