セブには海も山もあり、様々なアクティビティやツアーを楽しめます。
今回はセブの素朴な漁村が、町おこしの一環として、その恵まれた自然環境を生かした
エコツアーを行なっており、体験してきましたのでご紹介します。
アロギンサン?
セブシティから車で2時間、セブ島の西岸沿いに小さな町アロギンサンはあります。
この町は近隣の町と比べても、目だった産業や観光資源に乏しく、すぐ裏に山を
背負ってるいて工業用地や農地が少ない為、主な産業は漁業のみでした。
逆に工業などの環境破壊的な産業がなかったことで、周囲には手付かずの自然が
多く残され、ボホリバーと呼ばれるマングローブ豊かな川も流れ、多くの動植物が
生息しています。
そこで町が一体となって、この自然を利用した「エコ」で「オーガニック」な
ツアーを始めました。
エコツアーの概要
私が参加した時のツアー内容は以下でした。
① カヌーでボホリバークルーズ
② 地元のオーガニック食材でネイティブスタイル昼食
③ 手工芸教室(マングローブリーフでコースター手作り)
④ オーガニックデモンストレーション農場でスナックタイムと見学
![](https://www.cega-jp.com/wp-content/uploads/2015/11/1.jpg)
参加費 1名650ペソ(①~④すべて込み)
(5名からの参加なので、4名以下の場合はもう少し高くなり、
人数が10名など多くなると安くなる可能性があります)
地元のオーガニック食材でネイティブスタイル昼食
町役場前で集合し、マングローブリバークルーズの入り口までガイドさんに
案内してもらうと、そこでは自然の花などでの手作りネックレスを首にかけてもらい、
中に入っていくと、ギターと歌でのウエルカムソングで歓迎してくれます。
いきなりの厚い歓迎ぶりで、町をあげての力の入れようが伝わってきます。
その後は別のガイドにバトンタッチされ、ウエルカムドリンクの
フレッシュココナッツジュースをいただきながら、エコツアーの概要やマングローブに
ついてなどを細かく英語で説明されました。
ツアー客受け入れ人数も1日最大60名とし、環境保護に気を使っているそうです。
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今回は到着が遅くすでに先に昼食となりました。
デザートのバナナ以外はほとんど地元産食材だそうです。
野菜と魚のスープ、ゴーヤとトマトオニオンサラダ、豚の角煮、ツナのバーベキュー
がビュッフェスタイルで出てきて、マングローブ森を眺めながらという
ロケーションもあり、味もすばらしく贅沢なランチタイムでした。
カヌーでボホリバークルーズ
そしてメインイベントのマングローブ川をまた別なガイドの手漕ぎボートで遊覧へ。
このガイドさん、偶然ですがCEGAの講師の親戚でした。世界というかセブは狭いですね。
マングローブがいかに生態系に重要な役割かなど、勉強になる説明をうけながらの
遊覧でした。この近辺には昔は猿も多く生息していたそうですが、畑を荒らしたり
するので、住民が捕獲してみんな食べてしまって今はいないそうです。
今はエコや生態系を意識した住民ですが、昔はそんな概念なかったでしょうから仕方ないですね。
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小船は海の外洋を出た所まで行ってくれ、また元の上流まで戻ってくれます。
途中浅瀬もあり、水着だったら泳ぐことも可能ですよ。
手工芸教室(マングローブリーフでコースター手作り)
マングローブには様々な種類がありますが、その中で葉が細長く丈夫なタイプの
ものの葉っぱをさらに細長く割いたものを材料にして、手編みでコースター作り
に挑戦しました。
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また別なガイドのおばちゃんの手ほどきを受けながら編みこんでいきます。
よくみやげ物やに葉っぱで編みこんだカバンや小物入れを見かけますが、同じ素材のようです。
セブは冷たい飲み物をよく飲むので、家にコースターは必須です。
出来たものは持ち帰れるので、ちょうどよかった。
オーガニックデモンストレーション農場でスナックタイムと見学
最後はさよならソングで見送られながら、オーガニックファームまで移動し、
ここでファームの見学とおやつタイムでツアー終了です。
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ナス、ゴーヤ、オクラなどの野菜に豚、ヤギ、鶏などが飼育されています。
住民たちは時々ここへ有機野菜の育て方を学びに来るそうです。
ここでもガイドの説明を受け、軽食とはとても思えない量と種類の地元の
オーガニックおやつを振舞われます。
パンケーキ、もち米の甘いケーキや芋類など。
バナナにアンチョビをのせて食べるのと、レモングラスの入ったアイスティーが
特においしかったです。
住民のホスピタリティに感激
今回印象深かったのは、ツアーに関わるスタッフ一人一人が手厚く歓迎してくれ、
ほったらかしにされることなく、常に各所のガイドが案内してくれたりと、
素朴なツアー内容にも関わらず、印象深い約5時間の滞在時間となりました。
まさに「おもてなし精神」満載でした。
食事やスナックもこれでもかというくらい出してくれ、これで一人650ペソは
ほんとに安いと思います。
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セブシティーやマクタンのシステマティックに商業化、観光化された環境から
離れて、素朴なセブが恋しくなってきたら、一度このツアーに行ってみてください!
予約先 090-5913-3055 Aloguinsan municipal hallのツアー代表者(スミマセン、この方の名前忘れてしまいました、、、)