現在、日本では様々なキャッシュレス決済アプリがありますが、フィリピンにもいくつかアプリが存在し、特にこのコロナ禍において急速に利用者が増えいています。その中で最大の電子決済プラットフォームの「GCASH」の使い方やメリットを紹介します。
GCASHジーキャッシュとは?
GCASHはお店にあるQRコードや自分のアプリにあるQRコードを読み込んで支払いするキャッシュレスサービスで、フィリピンの大手通信会社「Globe」が運営しています。
3年ほど前から普及し始めたのですが、最初のころは利用できる店舗も少なく利便性があまりありませんでした。ですが、この1,2年ほどで利用できる店舗も増え、尚、コロナ禍により更に利用するケースが増えました。
フィリピンでの現金払いは、1000ペソ札は断られたり、お釣りがないと言われたり、お釣りのお札がチョット?かなり?汚いなど、私にとってストレスに感じることが度々あります。
なので使い始めると、これが便利でクレジットカードが使えないファーストフード店やコンビニ、ドラッグストア、クリーニング店では重宝します。
利用できるお店
2020年10月現在73000店舗以上で利用できます。
・セブンイレブン | ・ミニストップ | ・Jollibee |
・KFC | ・Bo’s Coffee | ・GOLD’S GYM |
・mercury drug | ・Watsons | ・Rose Pharmacy |
・Ayala Malls | ・SM Mall | ・Robinsons |
等々 ※同じチェーン店でも店舗によって利用できない場合があります。
こちらから利用できるお店が検索できます 利用店舗一覧
アカウント登録
まず、アプリをダウンロードし新規登録します。※フィリピンの電話番号(SIMカード)が必要となります。
①電話番号入力→SMSでPINコードが送られてきますので入力
②氏名、住所、生年月日、メールアドレスを登録
③4桁の暗証番号を登録 ※この暗証番号はアプリを開ける度入力を求められます。
これでGCASHのBasicの利用が可能となりますが、全てのサービスが利用となるわけではありません。
フィリピンの銀行からのオンライン入金やフィリピンのPay Palを利用する場合は、Fully Verified(認証)の登録が必要となり更に身分証の登録や、身分証が本人のものか顔認識する為の写メの登録が必要となります。
マネーチャージ(Cash-In)
登録後はアプリに入金して利用できるようにしましょう。
ここで日本のキャッシュレスアプリでしたら、クレジットカードを登録したり、カードや銀行口座からオンラインで送金できるのですが、フィリピンの銀行口座やフィリピンで発行されたクレジットカードを持っていない外国人は、現金でのチャージしかできません…。
※日本のPayPalアカウントからフィリピンのPayPalアカウントを作成して送金すれば、フィリピンのPayPalから入金できますが、送金手数料や、為替手数料がかかる為あまり現実的ではない方法です..
一番簡単にチャージできるのが、コンビニやスーパーにある専用端末やアヤラセンターやSMモールなどにあるGlobeストアにある自動チャージ機による入金方法だと思います。ここではセブンイレブンの端末からの入金方法を紹介します。
こちらがセブンイレブンの端末です。フィリピンあるあるでOFF LINEになっていて使えないことがよくあります…
①セブンイレブン店内にある端末でホーム画面から「E-MONEY」をタッチします。
④確認画面で確認しよければ「NEXT」をタッチ。※今回は500ペソ入金します。
⑤バーコードが印刷されるので、レジカウンターに持っていき入金金額を支払いチャージ完了となります。
■ロビンソンモールにあるチャージ機
こちらもセブンイレブンの端末同様、GCASHを選び、電話番号、入金金額を入力し、レジカウンターで支払いします。
支払い
チャージができたら支払ってみましょう。
②セブンイレブンの場合、レジの読み取り機でスマホのバーコードを読み取ってもらうので「Generate QR/Barcode」を選びます。
お店によっては、お店のQRコードをスマホでスキャンして支払いますので、その場合は、「Scan QR」を選び、自分で読み取ります。
QRコードがレジ横に置いてある場合はスキャンしての支払いとなります。
読み取りますと金額を入力する画面が出てきますので、支払金額を自分で入力し、完了したら店員に画面を見せて下さい。
③この画面をレジスタッフに見せ、読み取ってもらえば、支払い完了です。
支払いが完了すると画面が変わり、GCASHからSMSが届きます。
GCASHのメリット
- スマホさえ持ち歩けば財布を持たなくてもいい、小銭が必要ない
- お釣りの心配がいらない
- 支払いがスムーズ(クレジットカード払いはオフラインで使えなかったり、通信に若干時間がかかる場合があります。)
GCASHのデメリット
- フィリピンの銀行口座、フィリピン発行のクレジットカードを持っていない場合は、入金が現金のみでどこかのショップに行かなければチャージできない。
- 利用できる店舗は増えているが、まだまだ限られている。
まとめ
GCASHを利用するまでは難しそうだったり、不安があったりで躊躇するかもしれませんが、1度使えば案外簡単です。
私は2年前からGCASHの存在は知っていましたが実際利用するようになったのは、このコロナ禍になってからです。
少額の買い物をする場合、100ペソ、50ペソ、20ペソ札など小さなお札がない場合、お店側がお釣りが無くて、スタッフがどこかで両替する間待たなくてはならなかったり、1ペソ硬貨で10枚、または20枚お釣りを返されることも度々あり、フィリピンでの買い物は若干ストレスになる事もあり、今は重宝しています。
2016年フィリピン中央銀行によると国内でのクレジットカードを利用した割合はわずか2%ほどだそうです。フィリピンでは銀行口座を持っていないフィリピン人も多いので、クレジットカードより誰でも登録すれば使えるアプリなどのキャッシュレスサービスの方が普及しつつあります。
日本でキャッシュレスサービスを利用している人は多いと思いますが、フィリピンに来た際は是非利用してみて下さい!
今後、その他フィリピンおすすめアプリをご紹介していく予定です!