セブ島留学に来た方で、そのまま現地で働く方も少なくありません。私もその一人ですし、CEGAの生徒の中でも何人も卒業後セブで働いている方がいます。
もしくは留学しないで、いきなり働く事も出来ます。
そこで、今回はセブ島で働くにはどうすればいいのか?ご紹介します!これから海外で働いてみたいと思う方必見です。
日本人がセブ島で働きやすい職種
まず、日系と外資系に分かれます。当然、海外の外資系は日本にある外資系よりも、英語力+その業種での専門知識が求められますので、ハードルは高くなります。
日系企業の場合、英語は働きながら勉強すればいい、という所も多く英語力がそんなに無くても働く事が可能です。ですが、英語力によって、働く内容や役職も変わってきますので、必然と給与も変わってきます…。中にはTOEICのスコアによって手当がつくところもあります…
セブの主な職種は以下となります。
コールセンター
セブ島にはAmazonなどの外資系から日系企業コールセンターがたくさんあります。常にどこかのコールセンターが求人を出しているので最も働きやすい業種になります。
日系のコールセンターなら日本からの問い合わせ対応となるので、英語に自信がなくても働けます。
語学学校
約80校の語学学校がセブ島にはあります。そのうちの半数が日系の語学となります。日系以外の語学学校でも日本人の留学生が来るので日本人スタッフを募集しています。
現在は、すべての語学学校は休校かオンラインレッスンのみとなっていますので募集は、オンラインレッスンのスタッフとなっています。こちらもコロナ禍前は常に求人はありました。
また正規採用とインターンの2種類あり、正規採用は給与は普通に支給されますが、インターンは給与なしの代わりにレッスンが数時間無料で受講でできたり、学校の寮に無料で住むことが出来る場合が多いです。
IT関係
こちらは専門スキルや経験が問われる事が多いですが、募集条件をクリアすれば就業でき、よく求人があります。中には平均給与より高いものもあります。
観光業
リゾートホテルや旅行会社、ダイビングショップなどの求人があります。ホテルや旅行会社はコールセンターや語学学校より英語力が求められます。
ダイビングショップの場合は日系なら、さほど英語力が無くても働ける場合もあります。ただしコロナ禍の現在は、観光業の求人はほぼありません。
どうやって求人を探せばいいのか?
セブにいても日本にいても転職・求人サイトを利用するのが主な方法となります。海外の求人が掲載されている主なサイトは以下となります。
リクルートエージェント
業界最大手で転職に関する手厚いサポートがあります。掲載されている海外求人は、大手上場企業が多いので安心です。その分、採用のハードルは上がります。
英語力は現在出ている求人には、「学ぶ意思がある方」から「中級のビジネス英語」までと様々です。英語力よりも経験や、専門スキルが求められています。
リクルートエージェント公式サイト
JACリクルートメント
ロンドン発祥の海外転職エージェントなので、海外の求人も豊富に取り扱っています。主に「ハイキャリア」向けの求人で、コンサルタントの質が高い事が評判です。
逆を言えば、現在それなりのキャリアが無いと、難しいです。
※高学歴、英語力(TOEIC700以上)、専門職のスペシャリスト、海外勤務経験等…
JACリクルートメント公式サイト
ABROADERS CAREER(アブローダーズキャリア)
東南アジアを中心とした日本人向けの海外求人・就職サイトです。英語力・経験不問の求人もありますので、初めて海外で働くという方にもおすすめです。
アブローダーズキャリア公式サイト
Jobpot(ジョブポット)
セブ島発の求人サイトですので、セブの求人に強いです。求人内容もコールセンターや語学学校、飲食店など気軽に申し込めるものから大手企業のものまで幅広く掲載されています。フィリピン以外にもアジア各国の求人もあります。
Jobpot公式サイト
Jobprimer(ジョブプライマー)
フィリピンで働きたい人のための求人サイトですので、マニラを中心にセブ島の求人も多数あります。現在掲載されているものはIT関連、コールセンターや語学学校が多くみられます。
Jobprimer公式サイト
セブ掲示板
こちらは求人サイトというよりセブ在住者向けのポータルサイトになり、その中に求人があります。Jobpotにも掲載されていない求人もあり、穴場的なサイトです。
私は今の職場は、このセブ掲示板から応募しました…
セブ掲示板公式サイト
海外就職(フィリピン)のメリット・デメリット
初めての海外就職の場合、いろいろと不安も多いかと思います。そこでメリットデメリットを説明します。
メリット
■生活費が安い
フィリピンの物価は日本の半分から1/3です。特にローカル向けのお店は日本と比べ物にならないくらいに安いです。ですが外国人向けのお店の場合は、日本よりすこし安いか、そんなに変わりません。
外食などを毎日続けていると、フィリピンの給与では足りないかもしれません。
私が特に安いと思うのは、マッサージとタクシーです。
マッサージは1時間300ペソ(660円)~600ペソ(1300円)ほどです。東南アジアのタイやマレーシアと比べても、安いです!!
タクシーも普段はセブ島中心の移動のみなので、200ペソ(440)を超える事はあまりありません。
■年中温暖な気候
セブ島は他のフィリピンの地域に比べ雨が少なく、湿度も低く、とても暮らしやすい地域です。雨季はあるので、もちろん雨は降りますが、1日中降る事は少ないです。
またビーチも近く、年中海やプールで遊ぶことができます!週末は高級ホテルのデイユースプランを利用すれば、ラグジュアリーな気分でリフレッシュ出来ます!!
■英語力が伸びる
フィリピンは世界3位の英語公用国で9割のフィリピン人が英語を話すことができます。TOEICの平均スコアもドイツに次いで世界2位となっています。
日系企業で就職しても同僚はフィリピン人ですので、英語を話す機会は毎日あります。フィリピン人は人懐っこく、話すことが好きなので、職場以外にも、タクシーの運転手、カフェやレストランの店員などと英会話を気軽に楽しむことが出来ます。
初めて会ったばかりでも、インスタやFacebookのアカウントを聞かれメッセージが来ることがあります。ライティングの勉強に役立ちますよ!
デメリット
■国民性・習慣が違う
「日本の常識は世界の非常識」と言われています。日本で当たり前の事が、海外では違うことが多々あります。
外国人と仕事をする上で、これまでの常識は通じず、考え方も、習慣も違う外国人と仕事をするのは大変です…
特に日本人は空気を読んだり、物事をあまりハッキリと言わない傾向がありますが、そんな国は日本くらいです。
欧米だけでなく他のアジア諸国も、物事はハッキリと言います。
相手が察してくれることはないので、伝えたいことはハッキリと言わなければなりません!
言っても伝わらないこともありますが…
また食生活においても、旅行や留学で一時的に滞在するのとは違い就職となれば1年以上住むことになります。レストランの衛生管理やお水は日本と違います。レストランの食事に慣れるまで時間がかかる場合もあれば、いつまでも慣れない場合もあります。
自炊するとしても、やはり日本の食材とは違います。フルーツは安くて美味しいですが、野菜は高くて新鮮さも日本より落ちる傾向があります。シーフードの生はスーパーでは怖くて買ったことがありません…
挽肉もローカルスーパーのは、骨?軟骨?みたいなのものが混ざっていたり肉の臭みが強かったりするので(店舗による)、いつも外資系スーパーで購入するようにしています。
■給与が日本より安い
物価が安いフィリピンなので、現地採用の場合は給与が日本の平均より低くなります。
セブの日本人の平均給与は50,000ペソ(110,000円)〜70,000ペソ(154,000円)辺りとなります。この金額から所得税が引かれたり、逆に福利厚生がつきます。
現地で生活する分には、贅沢でなくともコンドミニアムに住んで普通の生活はできますが、もし貯金や日本の保険•年金を支払う場合はキツイかもしれません…
日本へ一時帰国するのにも費用的に大変です…
■就労ビザの取得に時間がかかる
多くの国では就労ビザは、その国に入国する前に取得しますが、フィリピンで就労ビザ(9g・PEZA)を取得する場合、短期ビザで入国後に、現地で手続きをします。手続きが完了するまでに平均半年かかり、その間フィリピンから出国することが出来ません。
冠婚葬祭などで予め帰国予定がある場合はフィリピンに入国するタイミングをずらすか、帰国を諦めなければなりません。
また退職する時も就労ビザから短期ビザにダウングレードする必要があります。この手続きも1ヶ月、遅いと3ヶ月かかる事もあります。
何をするにも時間がかかる国です…
まとめ
メリットとデメリットを比較して、どちらが上回るかは人それぞれだと思います。私の場合はメリットが上回ってセブで働いています。また海外就職は今後のキャリアアップに繋がると思っています。
デメリットでも述べましたが、外国人と働くことは大変な事です。ですが、それは経験としてプラスになると思います。
これからセブで働いてみたいと思っている方は、ご自身の今後のビジョンや目的をしっかり考え挑戦してみてください!