英語を勉強する理由は様々だと思います。海外旅行で英語で話したい、外国人とコミュニケーションがとりたい、就職活動の為、仕事で英語を使用するからetc…。就活や転職、昇進などの場合、日本では多くがTOEICの点数が求められます。
もしくは英語学習を続ける上でモチベーションの為にTOEICを受験する人もいると思います。
そこで、今回私が初めてTOEICを受験したので、学習法を含めてご紹介します。ただし私は英語上級者ではなく、英語のコミュニケーションが何とか取れるレベルなので、800点以上を目指している方や何度もTOEICを受験されている方より、初めてTOEICを受験する方や、英語初心者向けの記事となっています…
私の英語レベル
まずは少し私のお話をします。
英語の学習経験は大学は英文学科でしたが、大学卒業後は英語を使うことなく過ごしてきました。漠然と話せるようになりたいと思いつつも、新年の目標で「ダイエット」と「英語学習」を掲げるも継続できず、また翌年も同じ目標と、何年も同じことを繰り返していました…笑
旅行が好きで、バックパッカーとしてアメリカやアジアはよく行っていたので、トラベル英語はできるも、現地の人や、同じ旅行者と深くコミュニケーションがとれるほどの語学力はありませんでした。
そして3年半前に、英語環境に身を置いて真剣に勉強しようとフィリピン留学を2ヶ月半のみしました。ですが、そこはアラフォー、2ヶ月半では思ったよりも英語力が伸びず、卒業前に現地で日系のオンライン英会話のスタッフの話を頂いたので、学習がてらフィリピンで働くことにしました。
今はフィリピンで2社目の職場ですが、フィリピン人講師とはコミュニケーションが取れるも、ネイティブの欧米人と話すと、思うようにコミュニケーションが取れません。何を言っているのか分からなかったり、私の発音が悪すぎて通じなかったりと…
と、この通り私の英語レベルは3年半フィリピンに住んでいても、この程度です…尚、CEGAの学力テストでは、最後受けた際は甘めの採点で4-LOW(INTERMEDIATE)でした。
そこで自分のレベル、今後の英語学習のモチベーションの為にTOEICを受験することにしました。
私が行ったTOEIC勉強法
今回私が使用した教材は、
DUO3.0
TOEIC L&R TEST上級単語特急 黒のフレーズ
スタディサプリTOEIC TEST
TOEIC L&R公式問題集
です。
DUO3.0
DUO3.0は本屋へ行けば平積みされていたり、韓国や台湾でも翻訳されている大ヒットセラーの単語本です。CEGAに留学に来た生徒の中でも、私が知っていいるだけでも何人も使用していました。
DUO3.0の特徴は、単語をセンテンスで覚えるようになっていて、「現代英語の重要単語1600+熟語1000を重複なしで560本の基本例文に凝縮」というのが売りで、DUO3.0の達成可能レベルはTOEIC600~780点、大学入試偏差値58~65、TOEFL60~90点、英検準1級となります。
DUO3.0はTOEIC向けというより、TOEICはもちろん日常会話や他のテストもカバーしていますので、目的がTOEICのみの場合は、TOEIC専用の単語本を使用するのがいいかもしれませんが、日常会話に使える例文がたくさん出てきます。実際、私も例文をそのまま日常会話で使用しています。
例)
・While I was hanging out at the mall, I ran into Ken.
ショッピングセンターをぶらぶらしていたら、偶然ケンに会った。
よくあるシチュエーション。そのまま使えます!
・Can you keep an eye on my kids for a while? I need to pick up Ken.
うちの子たちをちょっと見ててもらえる?ケンを迎えに行かないといけないの。
my kidsをmy bag(baggage)に変えて、荷物を見てもらいました!
・The massive flood paralyzed the local transportation network.
大洪水で現地の交通網が麻痺した。
セブで大雨が降るとまさしくこうなります…
と、日常的に使えるセンテンスがたくさん収録されています。ただ難しい単語もたくさん出てきますので、ご自身の英語レベルによってはテキストが進まないかもしれません。その場合、先に進んでください!私が日本でたまに勉強していた時、使用していましたが、いつも途中で止めてしまって、また数か月後に再開する時は、また最初からしていたので、何年やっても終わりませんでした(笑)
DUO3.0には副教材として、本をまとめた単語帳「ザ・カード」、見出し英文(例文)、見出し語(単語)、和訳が収録されている「CD基礎用(CD5枚)」、見出し英文(例文)560本が約1時間になった「CD復習用(1枚)」があります。私は全部買いましたが(笑)、単語帳はいらなかったですね…
CD基礎用と復習用は、他の口コミなどで必要、不要と意見が分かれますが、私は両方あってよかったと思います。なかなか単語を覚える事が出来ませんでしたが、耳で何度も聞いて覚えると、そのままフレーズが頭に入ってきました。歌も何度も聞いていると自然と歌詞を覚えるのと一緒の要領です。
※復習用はYouTubeにもあがっているので、購入しなくても聞くことは出来ます…
それとシャドーイングもしました。耳で聞いて、声に出し、それでも覚えれないものは書いたり、覚えれない単語のみで単語帳を作り繰り返し見なおしました。
この本1冊終えるだけで、ネットニュースの記事や新聞はある程度理解して読めるようになると思います。
TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ
TOEIC単語本と検索すると必ず上位に来るのが「TOEIC L&R TEST出る単特急 金のフレーズ」です。このシリーズは他に金のセンテンス、銀のフレーズ、私が使用した黒のフレーズ、暗黒のフレーズがあります。
難易度は、銀のフレーズ<金のフレーズ<黒のフレーズ<暗黒のフレーズ、となっています。
私はDUO3.0を一通りしていたので、黒のフレーズから始めました。実際に公式問題集で模擬試験を受けてみると、DUO3.0では出てこなかった単語が黒のフレーズでは出てきたりと、このシリーズはTOEIC向けなので、掲載されている単語が本当にTOEICによく出てきます。
TOEICの平均点は実施日にもよりますが600~620点ほどとなっています。初めて受験する人などは600点を目標にしている方も多いと思いますが、これから語彙を増やしていこうという方は「金のフレーズ」をおススメします。
各シリーズのターゲットは
銀のフレーズ:300~500点
金のフレーズ:600~800点
黒のフレーズ:850点以上
暗黒のフレーズ:満点
となっていますが(個人的主観含む)、400点くらいを目標の方も金のフレーズをお勧めします。なぜなら銀と金、金と黒、黒と暗黒はそれぞれ単語が1000語収録のうち半分の500語くらい重複しているからです。
黒のフレーズを使用して思ったことは、DUO3.0で出てきた単語もたくさん出てきましたが、単語の使い方(意味)が違っていたりして単語の再認識が出来たことです。
単語本は違う種類の本を複数使用する事をお勧めします。
スタディサプリTOEIC TEST
TV CMでも流れているので、TOEICを受験しようと思う人は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
APPを使用しながら自分で学習を進めるベーシックプラン月額3278円と、専任のコーチとAPPを使用しながらがつくパーソナルコーチプラン3ヶ月74800円〜があります。
ベーシックプランでも3000円以上と、有料アプリの中でも安くない値段ですが、結論から言うとお勧めです。お勧め理由は以下となります。
・隙間時間で利用できる
1問数分なので通勤通学などの隙間時間に気軽に利用でるので学習が習慣にしやすいです。
もちろん、ガッツリする事もできます。
・TOEIC Part1〜7までAPPのみで完結できる
Part毎にテキストを購入する必要もなく、リスニングもAPP内から全てを実戦形式で網羅できます。シャドーイングやディクテーションもできるのでリスニングの学習はこのAPPが最適です。。
・カリスマ講師関先生の解説がわかりやすい
動画解説が凄く分かりやすいです!参考書などの文字の解説を読むより、断然動画で説明される方が分かりやすいですし、関先生の解説そのものが分かりやすいです。それとTOEICの解説ポイントが役に立ちます!特に初めての受験の場合は、この解説が本番凄く役に立ちました!!
APPは7日間無料お試し期間があるので、まずは始めてみて登録するか決める事ができます。私はこの無料期間で、登録する事にしました。
そしてTOEIC本番受験して思ったことは、リスニングパートを解く際に、私はイヤホンを使用しましたが、イヤホンは使わず使用すれば良かったと後悔しました。実際の試験会場では広い部屋でスピーカーを通して音声が流れます。イヤホンの音声で慣れてしまいますと、室内に響く音と違いがでて音声が聞き取りにくくなりましした。
TOEIC L&R公式問題集
実際の過去問を解くことは大切です!1冊に2回分の試験が収録されているので、学習を始める前、本番前と2回チャレンジしてみてください!現在公式問題集は1から8まで出ていますが、やはり最新版の方が最近の試験の傾向が分かるので購入するなら最新版です!
TOEIC学習を始める前と、出る単黒のフレーズを一通りした後では問題を解くスピードが変わりました。
初めての受験する多くの人が、全問を解く時間が無くなると思いますが、語彙力を上げることによって、長文読解のスピードが変わります。
解く際は、実際に時間を測ってくださいね。
まとめ
リスニングパートは解くテクニックが問われます。関先生がいうように問題の先読みやパターンが重要になります。
Part5にしても、いかに空白の前後の単語で穴埋めを早くできるかが重要になります。
Part6と7は、問題を早く解くためにも語彙力が不可欠になります。
リーディングパートにおいては時間配分も重要です。私はPart5 10分、Part6 15分、Part7 50分でしたが、理想はPart6を10分にして7を55分です!
大したことないスコアの私が言うのも何ですが、この学習を続ければ700〜750点くらいは獲得できると思います。
またTOEICでは現在の英語力にもよりますが、100点スコアアップするには最低200時間の学習が必要と言われています!この数字は、結構あてはまっているなぁと思いました…
私も引き続きTOEIC学習は続けますので、皆さんも頑張ってください!