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2017.06.28

セブ・現地大学生が教えるライティング力の伸ばし方(少し上級編)

英語学習に関して

これまでセブの大学に通う大学生クスミが、4つの英語スキルについて勉強法を紹介してきました。4つの英語スキルシリーズは、今回が最終回です。今回のタイトルは、ライティング。大学はもちろん、人によっては仕事で英語の文章を書かなければいけない事があるかもしれません。セブの大学に通う学生クスミがどのようにしてライティングスキルを身に着けたのか、その方法をお教えします。

日本人として英語の文を書くな!

皆さん、作文や小論文を書くことは得意でしょうか?私は、自分の思いを文字に表すことが好きです。というより、言葉でうまく表せないからでしょうか・・。このタイトルにある「日本人として英語の文を書くな!」これはどういう意味でしょうか?私がアメリカにいる時、エッセイの授業があり、先生に言われたことがあります。

「この文章は英語で書いているけれど、これは日本語だよ。」最初は言っている意味がよく分かりませんでした。しかし、話を聞いていくと、なるほどと思わされました。私が書く英語の文章の単語や表現が、まさに日本語式すぎるという事。私は文章を書くときに、いつも頭の中で日本語のセンテンスを作り、それを英語に直して書いていました。

するとどうなるか?簡単な英語の文章しか書くことが出来ず、いつも同じ英語の使いまわしばかりになってしまうのです。日本語と英語の文章の構成は全く違います。日本語脳で考えて作った私の文章は、英語になった時、とても醜い文章にしかならなかったのです。

例)I like studying English because….
エッセイの中に何回Because を使っていることか。私が書く英語は、いつも同じパターンで、いつも同じような文章でした。この原因は何なのか?エッセイの先生に言われた答えは、「それはあなたが日本人だから」。

それでは国籍を変えない限り、英語の文章を上手く書けるようにはならないというのか。そんな事をしても、ライティングは上手くなりません。日本語脳から英語脳へと変える訓練として、DMEメソッドもお勧めです。CEGAのマンツーマン授業で学べるので、スピーキングとリスニングの英語脳トレーニングとして必ず力になってくれると思います。

ここでは、私がアメリカで学んだ、日本人がライティング力を身に着ける為の2つの方法を紹介します。

とにかく英語の本を読め!

エッセイの先生がいつも私に言っていたことが、「エッセイを書く回数より、本を読む回数を増やせ」
ということ。ライティングと関係ないと思われがちですが、このことが私のライティングスキルを伸ばした一番のきっかけとなったのです。

単純に考えて、日本語と英語は全く違います。SVO(主語・動詞・目的語)これが英語の構成。SOV(主語・目的語・動詞)これが日本語の主な形です。これだけでも大きな違いですが、更に日本語と英語の表現方法は全く違うのです。今回のキーワードが、この”表現方法“。

幼稚園生の時、敬語を使えたでしょうか?おそらく使えませんよね。それは、日本語のフォーマルな表現方法を知らないからです。私たちは、英語の世界に入ると、幼稚園児か小学生くらいのレベルかもしれません。スピーキングやリスニングは、会話や映画、ラジオなどで身に着けることができます。

しかし、ライティングの表現方法を学ぶ手本は、”本”しかありません。私たち日本人も難しい本を頑張って読んで、日本語の正しい書き方を何となく身に着けてきました。(もちろん正式な書き方は授業でですが)

英語の本を読むときに、文法、文章の使いまわし、単語、この3点を意識して読んでみてください。たった1冊の本からでも、かなりの量が盗めると思います。そして、本にはいろいろな分野があります。ビジネスシーンで英語の文章を書くことがある方は、ビジネスに関係した本。教育であれば、教育に何かしら触れている本を読むと、知識だけでなく、新しいその分野での英語表現方法が学べるはずです。

文法をマスター!とくに冠詞と前置詞

本を読め!と、先に紹介しましたが、それと同じくらい重要なのが、文法です。やはり文法力がなければ、英語の文章は書けないですし、本すら読めないと思います。少なくとも、高校英語の文法をちゃんと理解していないと話になりません。

ライティングの勉強法は、何回も何回も書いて、とにかく回数を増やしていくことが重要、という人もいるかもしれません。しかし、正しい文法知識がなければ、それは文章とは言えないでしょう。文法を勉強すれば、ある程度の本は読めるようになり、ある程度の英語の文章表現方法を身につけることができるでしょう。では、具体的にどの文法をしっかり勉強すればいいのでしょうか?

冠詞前置詞かと私は思います。この冠詞と前置詞は、日本語的に文章を考える時には、全く別で考えなければいけないものです。
アメリカで出会ったエッセイの恩師が、日本人やその他の外国人は皆、冠詞と前置詞をどう使うのかで苦労する。と明言するくらい、ややこしい相手です。

絶対に誰もがぶち当たる文法の冠詞と前置詞。これは英語を第二か国語としている私たちは、ずっと悩まされることだと思います。現在フィリピンに留学されている方は、特にこの2つの文法を正確に使うことができるよう訓練したらいいかもしれませんね。

まとめ

今回は、セブの大学に通う大学生クスミのライティング力の伸ばし方といった感じでお送りしました。ライティングは本当に難しい分野で、母国語でない言語で文章を書くだけでもとんでもないことだと思います。今回はちょっと上級編だったかもしれませんが、今からライティングの勉強を始める方や、今苦戦している方、自信を持って頑張っていきましょう。最初は簡単な文章しか書けないことに葛藤するかもしれませんが、とりあえず文法を学び、本を読みあさって、英語の文章に慣れていきましょう!